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好奇心が原動力

50歳のHardware Engineerは生き残ることができるのか?

Back to Basics

生活

初心忘るべからず、私の生い立ちです。

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九州は熊本で育ち、工業高校卒で半導体関連の会社に就職しました。国内チップメーカーが、LSI設計用CADを自社開発していた古き良き80年代です。パソコンなんてまだ無い頃で、メインフレーム上での、FORTRANPL/I言語を使いコーディングから始め、今や懐かしSUNやHPのワークステーション、(Linuxはまだ広まっていなかった)Unixが広まる中、CADENCE製のツールを使ったレイアウト設計、HDLを使った論理設計、合成、検証に携わりました。

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中でも、米国SanJoseに大勢の日本人で押し掛けて、半年間過ごした事が、度胸が付いた貴重な経験となりました。海外メーカーの大規模FPGAエミュレータも使う機会があり、それがFPGAとの初めての関わりでした。

Mobileってなに?言葉自体が新しく、携帯電話が広がり始めた頃、好奇心と、目の前で動くモノを創ってみたいという想いを抱き、半導体業界再編の煽りで始まった早期退職制度を利用して転職しました、35歳の夏頃です。

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初めて回路基板を作製し、実際に動いている回路の動作波形を見て、あっそういう事!と、モノが動く原理を理解しながら、好奇心をエネルギーにして、走り続けてきた感じがします。ハード設計、部品調達、半田付け、ソフトの改造、外注管理、発注から請求書処理やら雑務全てに先ずは手を付けてみて、目の前の問題をやっつけながら製品開発を体で憶えていくというスタイルが性に合っていました。

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ここでも海外(ドイツ)出張の機会があり、英会話もろくにできない状態で、先輩と体当たりで強引に会議を熟した思い出があります。休日に行った混浴の温泉プールでは、25mプール規模の宮殿調の水風呂や、全裸の金髪美女が普通に歩いている文化の違いとスケールの大きさに圧倒されました。勢いだけだったかもしれませんが何とかなるものだ、良い経験をしました。

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ハード開発の中の特にFPGA設計は、やりとりする原理を理解すれば、どんな相手とも話すことができるマルチリンガルな、とても楽しいコミュニケーション・テクノロジだと思います。

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何やかんやで、失われた20年(この表現は嘘という説も)が過ぎ、ユーザーに言われたモノを作れば売れるという時代は終わり、エンジニアが良い意味で自由に動けなくなっています。プロダクト・アウトは悪、マーケット・インが正しいという論調が広まりましたが、先が見えないからこそプロダクト・アウトが必要だと感じています。エンジニアがマーケットやユーザーのことを知り、場合によってはユーザーといっしょになって、最新・最適なテクノロジを使いこなしてモノを創り上げていく、抽象的ですがそんな流れを妄想しています。

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とまあ、エンジニアとしていろいろ道草を食いましたが、いつも気になっていたことは、次々に新しい技術を取り込み進化しているFPGAです。初心を忘れず、初めて動かした時の感動や想いを持ち続ける、これもブログを始めた動機です、宜しくお願いします。